2004年6月23日、下妻物語を観てきました。

 

原作愛好家の性分なので嶽本野ばら氏の前の映画「世界の終わりという名の雑貨店」みたいになっていたらどうしようと思っていたのですが、いいほうに転んでいましたね!
きっと監督をはじめ出演者、スタッフたちが楽しんでいた結果だと思います。
冒頭のバイク飛ばしてかけていく桃子から格好よかったです。アニメの演出もしびれました。牛久念仏でさえも面白い。「画」がとても楽しかった。荒川良々の「恋だぁ」も面白かったです。磯部社長のオカマ(?)っぷりもナイスでした。最後はなんて嫌なやつなんだ!と思わせてのどんでん返しでよかった。

ひたすら笑って笑って、ちょっぴり泣いて面白かったです。

予告編を観たときにアニメパートの絵がG=ヒコロウ氏なのかと思っていたのですが、違うんですね。似てる気がするんですけどねえ・・・。

小説を読んだときには思わなかったのですが、イチゴは桃子を気に入っていたのでしょうか?そうでないと喫茶店で桃子の気をひこうとしないよなー・・・。
その分、後半の「こいつはダチじゃねえよ」が響きました。
あの場面の桃子も格好よかったなあ!原作の「みんなで仲良くヨーヨー遊びでもしようやあ!」がなくてがっかりしましたが、「茨城のひとつふたつぐらいあんたらに〜」の台詞が素敵でした。普通、自分の好きな服じゃなくても血がついたら騒ぐよなァ。

それにしてもなんて爽やかなんだろう。なんて格好いいんだろう。エンディングソングまでもが聞くだけで涙ぐみます。
因みに私は映画中、4箇所泣いていました。後半は泣きながら笑うという初めての経験をしました。原作では泣かんかったのに・・・。

 

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