センセイ、デートを致しましょう<2002年10月22日>詳しい話はこのページを読んでからどうぞ
太田垣先生とその他美術家の展覧会に行ってきました。その前に、懐かしの高校に行きまして。
学芸発表会(文化祭みたいなもんだぁな)に向けて展覧するパネルの裏に書いてある名前を、メモするという手伝いをさせられてしまいました。
やってるうちに「何でおれぁ他の女の名前をかいとるんじゃ・・・!」という不快感を覚えましたが、先生に頼まれちゃあ、断れないのよネ!甘いネ私!
なんちゅうかもともと手伝わせることも目的だったらしいんですよ!まあいいや好きだから(結局コレか)。
その作業が終わり、「じゃあテラオカさん、先に行っててええよ」と言われました。
待って先生。
テラオカは・・・先生とデートを・・・ですね・・・あの・・・。
「あとで僕も行くから」
「すみません、道を忘れました」
大嘘でいす!
先生!テラオカは先生と一緒に歩きたかったの!その間とある語らいをしたかったのー。

恋する女は賢しいという事で。
先生と展覧会まで歩きました。
先日まで神戸で展覧会をしていたとか、来年また個展を開くとか言うお話をしました。
他にもいろいろお話したんですが何はなしたか忘れました。

展覧会到着。
入ってすぐ先生の絵が目に映りました。
石の建物の上にカニがいて、その背景が夜で石の月が浮かんでいて。
先生の絵は岩肌の表現に魅了されてしまいます。幻想的で吸い込まれます。
なんだか月が壊れてしまいそうで涙が出ました。
ゴッホのとある絵に影響されたのだと解説をしてくださったのですが、そのもとの絵を知らないので忘れてしまいました。今度ゴッホを調べねば!
先生の絵をじっくり観賞後、他の出品作品を見ました。やああ・・・芸術家ってすごいなあ。

「さ、もうそろそろ出ようか」
「はっ、はい!」
一時間ほどして美術館をあとにしました。
「お茶していこうか」
「え!?い、いや、そんな、いいです」
「やあ、僕ね、ここで展覧会するたびにホテルで食事してるんだ」
展覧会から歩いてすぐの、ホテルの中の喫茶店に到着。
「お腹すいてない?」
「すいてないです、大丈夫です!」
「そうか。じゃあコーヒーでも」
思わずメニューを盗み見して仰天。コーヒー一杯500円て!(こんなもんなの?)
きれいな店員のお姉さん「ケーキはいかがでしょうか」
「テラオカさん?」
「わ、私クリーム嫌いなんです」
「どういうケーキあるの?」
「只今サンプルをお持ちいたします」
お言葉に甘えてチョコレートケーキを注文しちゃいました。

喫茶店の中でもいろいろお話をしました。でもほとんど何を話したか覚えていません。
「そうそう、君からもらったテープの歌手、誰だっけ?聞きながら絵描いたんよ」
「そうなんですか!」
説明しよう!
2月13日(水曜日)、私は先生にバレンタインチョコと一緒におおたか静流の曲を録音したカセットテープを渡していました。
「で、これ、お返し」
丁寧にジュンク堂の袋を受け取り、中を拝見しました。
「ハワイに行った時、ホテルの25階に泊まってね。そこから見下ろして描いたやつ」
下書きなしで直接ペンで書き込んであるイラストが入っていました。
「そや、サインしておこう」
「テラオカへって、描いていただけますか」
「そうやね(笑)」

喫茶店をあとにする頃、あたりは真っ暗になっていました。
ホテルから無料で駅までバスが出ているとのことで、一緒に乗りました。
図々しくも隣の席に座りました。

先生は駅の改札口でペンを拾いました。
「これ、書けるかな」
「そこのチラシに書いてみたらどうですか?」
「ああ、書けるわ。もらっとこ」
こんな会話をしつつ、駅の中を歩きました。
先生は3、4番ホームで私は31番ホーム(奥)。
11回つづりの回数券を見せ、「舞妓はいいところですよ。明石のあの事件があったけど・・・」
「そうですか・・・。名前は聞くんですけど、行ったことないです」
「今度じゃあ、案内しようか」
「お願いします」
この約束が果たされるのはいつなんでしょう。
次のデートが楽しみです。


追記
先生との別れ際、握手するのを忘れていました。
な、何か手を繋ぎたかったんよ!


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