真ん中枠
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夏の文学酩酊日誌


東野圭吾著「毒笑小説」。
タイトルに毒って書いてあるよう、やっぱりちょっと黒い部分が多かった。皮肉っぽいというかシニカルというか。
それぐらいしかいうことがないです。

筒井康隆著「笑うな」。
収録してある「会いたい」が、複雑だけれどよかった。精神的〜とかアニマとかよく分からんのだけれどよかった。

新堂冬樹著「吐きたいほど愛してる。」
タイトルだけは、いいんだ。タイトルだけは。一話の最初からえげつなかったので読むの止めたかったんですが結局読んでしまいました。読後感も悪いです。
人肉を食うとか、勘弁してほしかった。


藤堂志津子著「つまらない男に恋をして」。
やかましゃー!軽々しくウツっていうなー!ウツ病者さんに謝れ!
話の内容は32歳の主人公(女)が、自分を捨て金持ちの若い娘とくっついた同い年のダメ男の為に借金する話。
こんな女にはなりたかない!
サブキャラ朝加の台詞と麦子のやり取りがよかったぐらい。でもやっぱり何かいらっとくる話。

三崎亜記著「となり町戦争」
今回の直木賞候補だったんですね、これ。淡々としていて「実感のない戦争」が、市町村の合併問題として表現しているのかと思った。気のせいかしら。
話(戦争)があんまりにも淡々としていて、映画になったら5分で寝てしまうと思いました。

榊涼介著「ガンパレード・マーチ 5121小隊の日常」「ガンパレード・マーチ 熊本城決戦前夜」。
速水×舞、原→善行、滝川×森→茜の三角関係など。どうも戦闘物の話を人間関係で読んでしまう。不純な読み方ですみません。

総評。タイトル読みは失敗。

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