文学酩酊日誌
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文学酩酊日誌<2007年10月2日>
森博嗣著「少し変わった子あります」
不思議な世界に足を入れてしまった。謎の女将がいる店で、上品な女性と食事をするだけの話。女性たちの名前が出てこないあたりが好きです。

芦原すなお著「海辺の博覧会」
昭和のがきんちょの話。一話目に出てきたごくつぶしの兄ちゃんが大好き。もっと出てほしかったなー。話はとてものんびりで、面白かった。

阿久悠著「絹婚式」
あの作詞家がどんな話を、と思って読んだ本。読後感悪かったです。丁寧な結婚生活のし過ぎでダメになったんだろな。

重松清著「青い鳥」
よかったなあ。最終話が特に好きだなあ。それにしてもこの作家はいじめとか学級崩壊の描写がとてもリアル。ナイフの刃を眼前に突きつけられる感じ。

大槻ケンヂ著「くるぐる使い」
とても面白かったけど、作者は大丈夫なのかな。もっと読みたいけど、これ以上読んだらこっちも気が狂いそうになる。表題作「くるぐる使い」、展開がよかったです。「憑かれたな」も好き。

あとは漫画「デトロイトメタルシティ」3巻、「ギャグマンガ日和」7巻、「コンプレックス192」7巻まで、「ラブタンバリン(紙とダイアモンド編、花と琥珀編)」「ガラスの仮面」文庫で22巻まで入手。ガールズ向けの漫画も数冊。小説:漫画が3:7な感じになってきました。

文学酩酊日誌<2007年10月30日>
瀬尾まいこ著「ありがとう、さようなら」
小説家の傍ら中学校教諭(逆?)をしていた著者の、学校生活の話。クラスメイトの分のてるてる坊主を作ってプレゼントしたエピソードを始め、ほのぼのしていて大変和みました。

清水義範著「ドン・キホーテの末裔」
読んでてちょっと堅苦しかった。いつもの短編のほうが好みです。

白石一文著「永遠のとなり」
二人のくたびれた中年の駄弁り話。後ろには死が迫っている、そんな中でどう生きるか、見たいな。みんないい人なのに…。

文学酩酊日誌<2007年11月14日>
畠中恵著「ちんぷんかん」
しゃばけシリーズ最新作。思えばこんなに長くよく続いているもんだ。相変わらず若旦那が死に掛けるので読んでいて面白いです。実写化おめでとうございます。鳴家の不細工さにがっかりです。

伊坂幸太郎著「終末のフール」
よかった。今頃、ちょっと前の話題作を読みました。世界があと3年で終わるさなかに赤ちゃんを身ごもった夫婦の話が好きです。

又吉栄喜著「夏休みの狩り」
少年の夏の日のー思い出ー。文章が大変硬い標準語なので感情移入できませんでした。沖縄人なんだから、もっと沖縄弁丸出しで書いてもいいと思う。

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